渋谷駅で50坪以上の賃貸オフィスを探すなら?4つのエリアから考える移転先の選び方
渋谷駅周辺で賃貸オフィスを探すときは、「駅から徒歩○分」という条件だけでなく、エリアごとの街の特徴まで見比べることがポイントです。
渋谷は、駅前の商業エリア、クリエイティブな店舗や施設が集まるエリア、大規模なオフィスビルが整備されたエリアなど、場所によって周辺環境や建物の特徴が変わります。
特に30坪前後から50坪以上へ拡張する場合は、エリアの特徴とあわせて、必要な会議室や席数、今後の増員まで考えながら物件を比較すると選びやすくなります。
この記事では、渋谷駅周辺を4つのエリアに分け、それぞれの特徴と50坪以上のオフィスを探す際のポイントを紹介します。
渋谷駅をオフィス移転先として考えるときのポイント
渋谷駅では、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東急東横線・田園都市線、東京メトロ銀座線・半蔵門線・副都心線、京王井の頭線を利用できます。
複数の路線を利用できるため、従業員の通勤だけでなく、営業先や取引先への移動を考えても、オフィスの候補地として検討しやすい駅です。
一方、渋谷駅周辺はエリアによって街の性格が大きく異なります。駅前には商業施設や飲食店が集まる一方、少し離れるとオフィスのほか、アパレルショップやクリエイティブ関連の店舗、大規模な複合施設などが見られます。
そのため、渋谷でオフィスを探す場合は、駅からの距離だけでなく「どのような環境で働きたいか」という視点を加えることが重要です。
なお、渋谷駅は利用する路線によって改札や地上への出方が異なります。候補物件を絞り込む段階では、従業員がよく利用する改札から建物までの経路も確認しておきましょう。
渋谷駅周辺は「4つのエリア」に分けると比較しやすい

渋谷駅周辺は、町名だけで区切るよりも、街のつながりや周辺環境をもとにいくつかのエリアへ分けると、それぞれの違いが分かりやすくなります。
ここでは、オフィス探しの視点から4つのエリアに整理します。
| エリア | 街・オフィスの傾向 | 相性のよい企業像 |
|---|---|---|
| スクランブル交差点・道玄坂下周辺 | 商業施設・飲食店・店舗が多い駅前エリア。オフィスや複合用途の建物も見られる | ・駅近を重視する企業 ・来客が多い企業 ・営業機会が多い企業 |
| 公園通り・神南・宇田川町 | 商業・ファッション・カルチャーとオフィスが混在 | ・IT・Web系 ・広告・クリエイティブ系 ・イメージや採用面を重視する企業 |
| 明治通り・MIYASHITA PARK周辺 | 商業・ファッション色が強く、神宮前方面へ街が連続 | ・ファッション関連 ・広告・デザイン系 ・ブランドとの接点を重視する企業 |
| 渋谷駅東側・宮益坂周辺 | 大規模・高グレードのオフィスから中規模ビルまで選択肢がある | ・成長企業 ・IT・Web系 ・中堅~大企業 ・建物設備を重視する企業 |
※上記は入居する企業を限定するものではなく、街やオフィス環境から見た傾向です。
スクランブル交差点・道玄坂下周辺|駅近と利便性を重視しやすい

渋谷駅前の中でも、特に商業施設や飲食店、サービス店舗が集中しているエリアです。
駅から近い建物が多く、社外から人を招く機会が多い企業にとっては、所在地を説明しやすいこともメリットになります。
周辺には飲食店が豊富にあり、ランチだけでなく、打ち合わせ後の会食や社内外での食事にも選択肢を持ちやすい環境です。
一方で、駅前という立地から、オフィス専用ビルだけではなく店舗と事務所が混在する建物などもあります。
そのため、50坪以上で探す場合は、単純に「駅から近いか」だけではなく、エントランスや共用部、セキュリティ、来客時の印象など、オフィスとしての使いやすさまで比較することが大切です。
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公園通り・神南・宇田川町|商業とクリエイティブが近い環境

公園通りから神南・宇田川町にかけては、オフィスだけでなく、ファッション、飲食、音楽、エンターテインメントなど、さまざまな店舗や施設が集まるエリアです。
駅前の大規模な商業エリアとは少し雰囲気が異なり、街中にオフィスと店舗が混在しています。
こうした環境は、IT・Web、広告、デザイン、コンテンツなど、企業イメージやクリエイティブな環境を重視する企業にとって一つの魅力になります。
採用活動を行う際にも、「渋谷らしい環境で働けること」をオフィス選びの一つの要素として考える企業であれば比較しておきたいエリアです。
また、飲食店や日常的に利用できる店舗も多いため、従業員のランチや仕事終わりの利便性も確保しやすくなります。
一方、大規模オフィスだけが集まるエリアではないため、50坪以上で探す場合は募集区画のタイミングによって選択肢が変わります。
明治通り・MIYASHITA PARK周辺|神宮前方面までつながる商業・ビジネスエリア

明治通り沿いは、渋谷駅周辺から神宮前・原宿方面へと街が連続しており、オフィスと商業施設、ファッション関連の店舗などが混在しています。
公園通り側と同じくクリエイティブな要素がありますが、こちらは特にファッションやブランド、デザインとの接点を持ちやすい環境が特徴です。
そのため、アパレル、広告、デザイン、コンテンツなど、自社の事業と周辺の街との相性を重視する場合は候補にしやすいでしょう。
また、大通り沿いには飲食店やサービス店舗もあり、社員が日常的に利用する環境としても便利です。
神宮前方面に取引先や関連企業が多い場合は、渋谷駅だけを起点に考えず、周辺エリアとの位置関係も含めて検討できます。
渋谷駅東側・宮益坂周辺|オフィスの選択肢を広く比較しやすい

渋谷駅東側は、大規模な複合施設や高グレードオフィスがある一方、宮益坂や周辺道路には中規模のオフィスビルも見られます。そのため、50坪前後から100坪以上まで、希望する面積や建物グレードに応じて比較しやすいエリアです。
特に駅周辺や渋谷3丁目側には比較的大規模なオフィスもあり、企業の成長に伴う拡張移転や、複数部署をまとめる移転などでも候補になります。
一方、建物によって規模や設備、賃料水準には幅があります。
大型・高グレードビルを優先するのか、中規模ビルまで含めてコストとのバランスを見るのかを決めておくと候補を整理しやすくなります。
4エリア以外では桜丘町・南平台町もチェック
4つのエリアで条件に合う物件が少ない場合は、渋谷駅南西側まで範囲を広げてみましょう。
桜丘町では再開発によって大規模なオフィスや商業施設を備えた複合施設が整備される一方、周辺には既存のオフィスビルもあります。
新しい大型ビルだけでなく、周辺の中小規模なオフィスビルも比較できるため、駅からの距離や建物グレード、面積のバランスを見ながら探したい場合にも候補になります。
さらに南平台町方面へ進むと、渋谷駅前のにぎわいから少し離れ、周辺環境も変わります。
駅前の商業性よりも、比較的落ち着いた場所にオフィスを構えたい場合は、こちらまで検索範囲を広げてみるのも一つの方法です。
50坪以上のオフィスは「面積」だけでなく「使い方」で比較する

50坪以上のオフィスを探す企業が、必ずしも大企業とは限りません。
成長に伴って社員数が増えているベンチャー・スタートアップや中小企業、複数の部署や拠点を集約する企業など、必要な広さは企業規模だけでは決まりません。
特に30坪前後から拡張する場合は、単純に執務席を増やすだけでなく、
- 会議室・応接室を増やしたい
- Web会議用のスペースを設けたい
- 採用や増員に備えて席数に余裕を持たせたい
- 休憩スペースや収納を確保したい
といった、移転後に必要な機能を整理しておくことが重要です。
Web会議用の1人用ブースを設ける場合は、ブース本体のスペースだけでなく、電源や空調、防災設備との位置関係なども確認しておきたいポイントです。製品の仕様や設置方法、建物側の条件によって確認事項が異なるため、レイアウトを検討する段階でビル側や施工会社へ確認しておくと安心です。
50坪以上への拡張では、席数だけでなく、こうした新しい働き方に必要なスペースまで含めて面積を検討しておきましょう。
ワンフロアと分割区画を比較する
同じ60坪でも、中規模ビルの1フロアを一社で利用する場合と、大型ビルの一部を借りる場合では使い勝手が異なります。
ワンフロア・ワンテナントであれば、来客エリアと執務エリアを分けたり、セキュリティを考えたりしやすい場合があります。
一方、大型ビルの分割区画では、エントランスやラウンジ、共用設備など、専有部以外の環境が充実している場合があります。
「基準階100坪」と記載されている建物でも、実際には50坪程度に分割して募集されることもあります。
建物全体の規模ではなく、現在募集されている区画と自社の使い方を照らし合わせて比較しましょう。
室内形状まで確認する
同じ60坪でも、長方形に近い整形区画と、柱や凹凸が多い区画ではレイアウトのしやすさが変わります。
会議室を複数設けたい場合や、来客スペースと執務エリアを分けたい場合、Web会議用の個室を設けたい場合などは、入口、窓面、柱の位置によってレイアウトできる内容が変わります。
そのため、「60坪」「80坪」といった面積だけで判断せず、その区画に必要な席数や会議室などを実際に配置できるかという視点で比較しましょう。
希望面積には幅を持たせる
希望面積を一つの数字に固定しすぎないこともポイントです。
例えば60坪前後を希望している場合でも、55坪や70坪程度まで比較すると、設備やレイアウトなど別の条件が合う物件を見つけやすくなります。
50坪前後なら40~60坪、少し余裕を持たせるなら60~80坪、部署集約や将来の増員を考えるなら80~100坪以上など、隣接する面積帯も確認してみましょう。
希望面積の前後まで含めて比較することで、条件に合う物件の選択肢を広げやすくなります。
条件が合わないときは「駅を変える前」に検索条件を広げる
希望条件に合う物件が少ない場合は、すぐに別の駅へ候補を移すのではなく、渋谷駅周辺の中で検索条件を一つずつ広げてみましょう。
例えば、駅前を中心に探している場合は神南や明治通り方面まで、東側を中心に探している場合は渋谷3丁目まで広げます。
さらに桜丘町・南平台町を加えれば、渋谷駅を利用できる範囲の中でも異なるタイプのオフィスを比較できます。
エリアを広げても候補が少ない場合は、駅徒歩や面積帯を見直します。
ここで大切なのは、すべての条件を一度に緩めるのではなく、「譲れない条件」と「調整できる条件」を分けることです。
- 駅距離は少し広げてもよいが、ワンフロアを優先する
- エリアは広げてもよいが、建物グレードは維持する
- 面積には余裕を持たせてもよいが、予算は変えない
- 駅徒歩よりも、レイアウトのしやすさを優先する
このように優先順位を決めておくと、条件を広げても物件選びの軸がぶれにくくなります。
検索条件を広げて探す
内覧では図面だけでは分からない部分を確認する

候補物件を絞り込んだら、内覧では募集図面だけでは判断しにくい部分を確認します。
渋谷駅周辺は、利用する改札や坂道、横断歩道、人通りなどによって、同じ徒歩分数でも実際の歩きやすさが変わります。
また、渋谷は起伏のある地形で、宮益坂や道玄坂をはじめ、駅周辺にも坂道があります。雨の日や暑い時期の通勤、来客時には、こうした高低差が負担になることも考えられます。
内覧時には地図上の距離や徒歩分数だけで判断せず、実際に駅から建物まで歩いて確認しておきましょう。
建物では、エントランスの印象、エレベーターの台数、トイレ、空調、セキュリティ、入退館可能時間などを確認します。
利用人数が多い企業では、出勤時や昼休みなど、エレベーターや共用設備の利用が集中する時間帯も想定して確認しておきましょう。
室内では、柱や窓面、入口の位置に加えて、希望する席数や会議室を配置できるかを確認します。
内覧では条件表を満たしているかだけでなく、「実際にこのオフィスで働くとどうなるか」をイメージしながら比較することが重要です。
まとめ|渋谷駅周辺は「街の特徴」まで見て比較する
渋谷駅周辺は、駅前の商業性が高いエリア、クリエイティブな店舗や施設が集まるエリア、大型・高グレードオフィスを比較しやすいエリアなど、場所によって特徴が異なります。
そのため、オフィスを探す際は徒歩分数だけで判断せず、周辺環境や建物のタイプ、自社の働き方との相性まで含めて比較することがポイントです。
希望するエリアで候補が少ない場合は、周辺エリアや面積帯まで少しずつ広げながら、現在募集されている物件を比較してみてください。
渋谷駅周辺の賃貸オフィス探し・移転なら「貸事務所ドットコム」

渋谷駅周辺で賃貸オフィスを探す際は、エリアだけでなく、面積や駅からの距離、建物グレード、レイアウトのしやすさなど、複数の条件を比較することが大切です。
「貸事務所ドットコム」では、東京・横浜エリアを中心に、駅・町名・面積などの条件から賃貸オフィスを検索できます。
渋谷駅周辺についても、40~60坪、60~80坪、80~100坪、100坪以上など、希望する広さに合わせて募集物件を比較できます。サイトに掲載している物件だけでなく、条件によっては未掲載の物件をご紹介できる場合もあります。
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オフィス移転では、新しい物件を探すだけでなく、現在のオフィスの退去手続きや原状回復、什器の整理など、さまざまな対応が必要になります。
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