オフィスチェアの汚れを徹底クリーニング!廃棄せず環境に優しい選択を

ハマタロウ博士1号

毎日のように座るオフィスチェアには、ホコリ、皮脂、カビ、ダニ、食べこぼし、化粧汚れ、血液などなど…意図せず様々な汚れがついてしまいます。汚れをそのままにしていると、まだ使えるはずのオフィスチェアの寿命が短くなってしまいます。今回は「もったいないオフィス」が行っているクリーニング作業の様子と、日常的なケア方法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

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オフィスチェアのクリーニング手順

手順① 表面や隙間に溜まった埃を取り除く

オフィスチェアの表面には、目に見えない微細な埃や小さなゴミが溜まりがちです。これらの埃はアレルギーやカビの原因になることもあるため、まずはエアーコンプレッサーを使って徹底的に除去します。

エアーコンプレッサーを使用することで、布地の繊維やキャスターの隙間に入り込んだ埃も効率的に取り除くことができます。

手順② アルカリ電解水で洗浄する

次に、アルカリ電解水をチェア全体にスプレーして表面の汚れを浮かせます。アルカリ電解水は、特に皮脂や油分を含む化粧汚れ、そして食べこぼしのシミなどに効果を発揮する洗浄方法です。化学薬品を含まないため環境にもやさしく、揮発性が高いので臭いが残りにくいのも特徴です。

このステップで、日常の手入れでは落としきれないような汚れを分解し、次のブラッシングで除去しやすい状態に整えます。

手順③ ブラシをかけて細かい汚れを浮き立たせる

ブラシでこすることで、繊維の中に入り込んだ細かい汚れを物理的に取り出します。特に座面やアームレスト、首が直接当たる背もたれ部分には皮脂や埃がしみ込みやすいため、ブラッシングが重要です。

この工程では、汚れを立たせることによって、次に高圧洗浄で吸い取る際に効率良く汚れが取り除けます。頑固な汚れには、柔らかめのブラシでやさしくこすることで、素材を傷つけずに効果的な洗浄が可能です。

手順④ 高圧洗浄機で汚れを吸い取る

オフィスチェアは日常的に長時間座るため、皮脂や汗、埃、食べこぼしなどの汚れが蓄積されやすく、衛生的に保つのが難しい家具です。特に毎日使うと、蓄積した汚れが目立たない形で深く浸透してしまいます。

アルカリ電解水とブラッシングによって浮き上がった汚れを、専用の高圧洗浄機を用いて吸い取ります。高圧洗浄機を使用することで、表面の汚れだけでなく、繊維の奥に入り込んだ微粒子の汚れまでしっかりと吸い出すことができます。こうしてしっかりと吸引を行うと、仕上がりが格段に清潔になり、衛生面でも安心感が増します。

手順⑤ 乾いた布で拭き取る

高圧洗浄機での洗浄後は、椅子全体に残った水分を乾いた布で拭き取ります。残った水分をすぐに取り除くことで、湿気によるカビの発生を防ぎます。布は柔らかいものを使用し、優しく拭き取るようにすることで、椅子の素材を傷めることなく清潔さを保てます。これにより、クリーニング後の仕上がりがさらに向上します。

手順⑥ しっかり乾燥させる

最後に、椅子全体を十分に乾燥させます。乾燥をしっかり行うことで、クリーニングで使用した水分が内部に残ることなくカビの発生を防止できます。風通しの良い場所での自然乾燥&天日干しがおすすめです。完全に乾いたら、椅子は再び清潔な状態で使用できます。

日々できる簡単なお手入れ方法

日常的なケアは、簡単な手順でも継続的に行うことが大切です。1週間に1回程度のブラッシングと拭き取り、月に1度の除菌スプレーの使用を習慣にすることで、汚れが蓄積する前に予防できます。オフィスでのクリーニングを少しずつ取り入れることで、衛生面の向上とともに長持ちするオフィスチェアになることでしょう。

①ブラシでほこりや汚れを立たせる

日々のお手入れの最初のステップとして、柔らかいブラシを使って椅子の表面を軽くブラッシングし、繊維に絡んだほこりや目に見えないゴミを立たせましょう。

ブラシはソフトな毛のものがおすすめ!
ブラッシングする際は、一定の方向に動かすことで繊維に絡んだゴミを効果的に浮かび上がらせます。

②濡れタオルで拭き取る

ブラッシングで浮き上がったほこりを、濡れタオルで丁寧に拭き取ります。水分を含んだタオルを使用することで、ホコリや皮脂の汚れを効果的に除去できますが、過度な水分は椅子の素材にダメージを与える可能性があるため、タオルはしっかり絞って使用します。

使用するタオルはマイクロファイバー素材がおすすめ!
タオルを軽く湿らせ、円を描くように拭き取ると汚れが効果的に取り除けます。シートの縫い目や隙間などは、指先でタオルを押し込んで拭くと良いでしょう。

③定期的な除菌スプレーの使用

座面やアームレストなど直接触れる部分は、除菌スプレーを使って定期的に消毒することをおすすめします。これにより、皮脂や汗の付着による雑菌の繁殖を抑え、衛生面での安心感が増します。

アルコール成分を含む除菌スプレーがおすすめ!
(革製品に除菌スプレーを使用する際は注意が必要です)
スプレーを直接椅子に噴射するのではなく、一度タオルに吹きかけてから拭き取ることで、過度な水分による素材の劣化を防ぐことができます。

④日光による乾燥とオフィス内の換気

特に湿気の多い環境では、椅子がカビの温床となることもあります。定期的に日光に当てて乾燥させたり、オフィス内の換気を行うことが重要です。直射日光は長時間当てすぎると色あせの原因となるため、日陰干しや短時間の乾燥を心がけます。

週末や使用頻度の少ない時間帯に、椅子を風通しの良い場所で乾燥させることで、衛生状態を保つことができます。

こまめなお手入れをすることが製品寿命を延ばして長持ちをさせる秘訣です。また、定期的に行うことで、深刻な汚れが発生する前に手を打てるため、時間と労力を大幅に節約できます。

まとめと「もったいないオフィス」の取り組み

オフィス家具の状態によっては、新しいものを取り入れる方がコスト削減につながる可能性もあります。「もったいないオフィス」では、オフィス家具のメンテナンスを徹底し、可能な限り清潔な状態で次のユーザーにお渡ししています。これにより、オフィスチェアの寿命を延ばし、不要な廃棄を減らす取り組みを推進しています。また、商品代金無料でご利用できるため、環境にやさしいだけでなく、コストを抑えることも可能です。新しいチェアの購入を検討されている方はぜひ一度「もったいないオフィス家具」の利用もご検討ください。

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【全部手作業!】オフィスチェアをピカピカにクリーニングしてみた!
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こんにちは!SDGs×オフィスアドバイザーのハマタロウ博士です。賃貸オフィス選びから居抜きオフィスの活用、セットアップオフィス、さらには無料オフィス家具の入手方法やオフィスのエコフレンドリーな廃棄まで、あらゆるオフィスのコツを分かりやすくお届けします。 最新のオフィストレンド、実用的なアイデア、業界のインサイトを発信していきますので、ぜひお楽しみに!
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