オフィスの間仕切りの種類とその特徴を徹底解説!

オフィスの間仕切りとは
オフィスのレイアウトにおいて、間仕切りは快適で効率的な作業環境を作る上で非常に重要です。オープンスペースが一般化する一方で、適切な間仕切りを導入することで、プライバシーや集中力を高め、職場内のコミュニケーションを改善することができます。また、雑音の軽減や室内の見た目をスッキリさせることができ、快適で効率的な職場環境を実現することが可能です。ただし、間仕切りの選び方を誤ると、空調効率が悪くなったり、空間が狭く感じられることもあります。この記事では、間仕切りの種類ごとの特徴やメリット・デメリットを比較し、オフィスに最適な間仕切りを選ぶためのポイントを解説します。

間仕切りの種類
オフィス間仕切りには多くの種類があり、それぞれのオフィス環境に応じた最適な選択が求められます。代表的な間仕切りには以下のようなものがあります。
ハイパーティション
もっとも一般的なタイプで、床から天井までをパネルで仕切る間仕切りです。プライバシーの確保やエリア分けがしやすく、オフィスのレイアウトに柔軟性を持たせることが可能です。
ハイパーティションには、「ランマオープン」「ランマクローズ」のタイプがあります。ランマ部分を塞がない設置方法を「ランマオープン」と呼び、ランマ部分を塞ぐ設置方法を「ランマクローズ」と呼びます。ランマオープンは、天井とパネルの間に隙間があり密閉されていないので、防音を気にする個室には向いていない設置方法です。ランマクローズにした場合は、遮断性がありますが、密閉した個室となるため消防法の規制を受けることになります。そこで、消防設備の移設や増設などが必至となるため、工事費が高くなります。機能面とコストを考慮して検討してください。

スチールパーティション
スチールパーティションとは、骨組みにスチールと石膏ボードで構成されたパネルを表裏2枚を貼り合わせる構造になっています。二重構造なので、パネル内に通線が可能です。不燃認定された商品が多く、防火設備として認められています。また、遮音性が高いことも特徴です。表面に柱が見えないためデザイン的にもスッキリしています。コストや設置の難度はアルミより高いですが、耐久性の面で長期的なコスト削減が見込めます。工事に比較的時間がかかり、天井設備などによっては制約が生じることがあります。

アルミパーティション
アルミパーティションとは、アルミの柱にパネルをハメ込む形の構造で出来ています。コストが安い特徴があります。最近のアルミパーティションは、カラーバリエーションも多く、デザイン性の良いものもあります。ただし、遮音性は高くありません。また、不燃認定が取れていない商品もあるので、内装制限のある建物に設置する場合は注意が必要です。倉庫室、ロッカー室、パントリーなどに最適です。

ガラスパーティション
ガラスパーテーションは、ガラスパネルでできている間仕切りです。デザイン性が高く、オープンな雰囲気を保ちつつエリア分けが可能です。光を取り入れ、開放感を維持できるのがメリットですが、プライバシーの確保や遮音性はやや劣ります。室内が見えてしまうことに抵抗があるという場合は、ガラスにシートを貼ったり、ブラインド内臓パーティションを起用したりすることで改善されます。ガラスパーティションの最大の難点は、工事費が高額であることです。受注生産品な上、施工には特別な技術が必要となります。

ローパーティション
ローパーティションは、床面だけで固定する衝立です。高さは90cm~2m程度の物まで幅広くあります。表面は布、木目調プリントシートや樹脂ガラス等がよく用いられています。天井まで固定しないため工事が少なく、レイアウト変更などが頻繁にある場合にも対応できます。カラーバリエーションも多く見た目の良さも特徴です。ただし、プライバシーの確保や遮音性はやや劣ります。ハイパーティションは設置により個室を造るイメージですが、ローパーティションは単に空間を仕切るイメージになります。

造作間仕切り
LGS(軽鉄)にPB(プラスターボード)を取り付け、表面にクロスを貼ったものが一般的です。住宅の部屋壁のイメージです。遮音性とプライバシー保護が高く、専用エリアをしっかり分けることができ、自由度が高いことが特徴です。コスト的には、施行方法により大きく違ってきます。レイアウト変更時には転用が難しく、取り壊しをしなくてはいけない場合もあります。

スライディングウォール
レール上でパネルを移動することができる間仕切りです。利用されるシーンに応じて、部屋の大きさを変えられる点が特徴です。オフィスの他、結婚式場や公共施設、イベントスペースなど大きな部屋を仕切られるように、間仕切りが収納・移動できるタイプのものです。パネルの厚みやレールの設置方法など、施行方法により遮音性やコストが違ってきます。
それぞれのメリット・デメリット
上記の特徴を踏まえ、それぞれの間仕切りのメリット・デメリットをまとめてみました。それぞれの用途や目的に応じた間仕切りを選んでみてください。

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セットアップオフィスとは
セットアップオフィスとは、オフィスに必要な内装や家具、設備があらかじめ整えられている状態で貸し出されるオフィスのことです。通常のオフィスを借りる場合、入居前に内装工事をしたり、家具や設備を揃えたりと、多くの準備が必要ですが、セットアップオフィスでは、その手間がすべて省かれています。契約後、すぐに業務を始めることができるのが大きな特徴です。

居抜きオフィスとは
居抜きオフィスとは、前の入居者が使用していた家具や設備をそのまま引き継いで使用できるオフィスのことを指します。デスクや椅子、照明、仕切りなどをそのまま引き継ぐため、すぐに業務を開始できる状態になっています。

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まとめ
オフィスに欠かせない存在である間仕切り、特にパーティションについてご紹介しました。それぞれ部屋の用途に合わせた間仕切りを利用することで、使いやすいオフィスにするだけでなく、コスト削減や防音対策、コミュニケーションの活性化など、様々な効果を得ることが可能になります。より良いオフィスづくりのために、間仕切りを賢く取り入れてみてください。





