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知っておきたい!賃貸オフィスの床仕様特集

立原有純

オフィスの移転を検討されているあなた!物件探しをしている際に、聞き慣れないオフィスの床仕様はありませんか?オフィス環境は、働く上で非常に重要ですが、特に床仕様は見た目の美しさだけでなく、機能性やメンテナンスのしやすさも考慮する必要があります。この記事では、オフィスに適した床材料として、OAフロア(フリーアクセスフロア)、タイルカーペット、Pタイル、フロアタイル(塩ビタイル)、クッションフロア、長尺シートの6つの仕様について詳しく解説します。

OAフロア(フリーアクセスフロア)とは?

OAフロアは、電気配線や電話線、LANケーブルなどの配線等が自由にできるように二重構造にした床のことを指します。フリーアクセスフロアとも呼ばれます。タイルカーペットの下の床が二重構造になっており、床下に電話線やOA機器の配線を収納できるので、レイアウトがすっきりします。また、レイアウト変更をする際には、現在配線されている長さの範疇であれば自分たちでも配線変更が可能です。OAフロアは、レイアウト変更やメンテナンスが頻繁に行われるオフィスにとって、非常に便利な選択肢となります。

  • 配線管理が容易になり、オフィス環境の変化に柔軟に対応できます。
  • 床下空間を利用して空調システムを導入することが可能です。
  • 初期投資コストが高い場合があります。
  • 設置に専門的な技術が必要になることがあります。

タイルカーペットとは?

タイルカーペットとは、オフィスの内装に利用することが多い正方形のカーペット、絨毯のことを指します。一般的にオフィスで利用するタイルカーペットは、50cm×50cmのサイズになります。個々のタイルが汚れた場合、その部分だけを交換することができるため、コスト効率も良くメンテナンスが容易です。また、様々な色やパターンが選べるため、オフィスの雰囲気を自由にカスタマイズできます。

  • 部分的な交換が容易で、メンテナンスコストを抑えることができます。
  • 色やデザインのバリエーションが豊富で、
    オフィスのイメージに合わせて選ぶことができます。
  • 人通りの多いエリアでは摩耗しやすく、
    定期的な交換が必要になることがあります。
  • 床下の湿気に弱い場合があり、カビの原因になることがあります。

Pタイルとは?

Pタイル(ピータイル)とは、主に塩化ビニル樹脂などを使った、約30cm×30cmのタイル上の床のことを指します。別名プラスチックタイルとも呼ばれる、固い床材です。水に強く、汚れにくいため、清掃が簡単で衛生的なオフィス環境を保つことができます。傷や汚れに強いため、オフィスの他、クリニックや店舗などでも利用されることが多いのが特徴です。

  • 強度があり、傷や汚れに強いため、長期間の使用に適しています。
  • 水拭きが可能で、日常の清掃が容易です。
  • 視覚的にも触覚的にも冷たい印象を与えることがあります。
  • デザインの変更やレイアウトの変更が比較的困難です。

フロアタイル(塩ビタイル)とは?

フロアタイルとは、ポリ塩化ビニルを主材料とした薄い床材のことを指します。塩ビタイルとも呼ばれます。自然石や木材などの質感を再現したタイルで、オフィスに高級感と温かみをもたらします。耐久性が高く、長期間にわたり美観を保つことができます。また、メンテナンスが比較的に簡単な点も魅力です。

  • 耐久性とメンテナンスのしやすさが魅力です。
  • 木目や石目など、自然素材を模したデザインが豊富です。
  • 床が硬く、長時間の立ち仕事には不向きな場合があります。
  • 正確な施工が必要であり、下地処理にも注意が必要です。

クッションフロアとは?

クッションフロアとは、ポリ塩化ビニルを主材料としたシート状の床材で、その名の通り、歩行時にクッション性を感じられるのが特徴です。耐水性や耐久性が高く、濡れた場所でも滑りにくいため、キッチンやバスルーム、洗濯室などの水回りにも適しています。木目、石目、タイル模様など、豊富なデザインがあります。手軽に敷けるため、作業の手間が少ないのも魅力です。

  • 歩行時の足音を軽減し、柔らかい歩行感が魅力です。
  • 水や汚れに強く、清掃が容易です。
  • 鋭利なものによる傷が付きやすいです。
  • 長期間同じ場所に重い物を置くと、床が凹むことがあります。

長尺シートとは?

長尺シートとは、リール状に巻かれた長いシート状の材料を指します。主にビニールやポリ塩化ビニルなどの合成樹脂を基材としています。耐久性、耐水性、メンテナンスの容易さから、オフィスはもちろんのこと、商業施設、医療施設、教育施設など、幅広い用途で使用されています。

  • シームレスな仕上がりで、広々とした印象を与えます。
  • 耐水性に優れ、水回りの床材としても適しています。
  • 材質によっては摩耗しやすかったり、傷がつきやすいものもあります。
  • シートが破れた場合、部分修復が難しいことがあります。

まとめ

オフィスの床仕様を選ぶ際は、デザイン性だけでなく、機能性やメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。各種床材にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、オフィスの使用目的や予算、環境に合わせて最適な選択を行いましょう。今回ご紹介した床仕様が、快適で機能的なオフィス作りの一助となれば幸いです。物件探しの際に床仕様でお困りの場合は、不動産業者へ相談してみるのも良いかもしれません。

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こんにちは!SDGs×オフィスアドバイザーのハマタロウ博士です。賃貸オフィス選びから居抜きオフィスの活用、セットアップオフィス、さらには無料オフィス家具の入手方法やオフィスのエコフレンドリーな廃棄まで、あらゆるオフィスのコツを分かりやすくお届けします。 最新のオフィストレンド、実用的なアイデア、業界のインサイトを発信していきますので、ぜひお楽しみに!
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